恋愛結婚か強制結婚か、大事なのは何なんだ!? 〜インドでの経験から〜

恋愛結婚か強制結婚か、大事なのは何なんだ!? 〜インドでの経験から〜

どうもこんにちは。今日も美味しいビールを飲み干し小さな幸せを感じられたさっさです。今日はインドでの一人旅を通して感じた結婚観についてレポートしたいと思います!!!

恋愛結婚と強制結婚の違い

そもそも恋愛結婚、強制結婚とは何でしょう。

恋愛結婚…恋愛を経た結婚のこと。自由に相手を選べる。

強制結婚…親族、特に親が選んだ人と半強制的に強いられる結婚のこと。大抵の場合同じような民族、階層間での結婚となる。

まあ自由に相手を選べるか選べないかっていう違いですね。日本では強制結婚のことをお見合い結婚とすり替えて言われたりします。ひと昔前まではお見合い結婚が当たり前の世の中でした。今となっては考えられないですよね。ちなみにさっさの祖父母もお見合い結婚でした。

ある夜、砂漠で聞いた厳しすぎるインド式結婚

以前も紹介したようにインドのジャイサルメールという砂漠町に行ってきました。(わい、ぼろぼろになりながらもインドから帰国した模様。)

そこでは砂漠の中で野宿するツアーが開催されており参加してきました。

ラクダに乗って砂漠を移動し、スペイン人とイタリア人のカップルと仲良くなり、砂漠に着いたら夕日を眺めながらぼーーーーっとして、さっきのカップルがイチャイチャしている中旅の仲間とちょーーーーくだらない動画を撮り、さっきのイタリア人の女の子と隣り合わせで大便をして、拭くものがないので共用のペットボトルの水でお尻を拭いた、そんな旅でした。

夜ご飯は近くの村のお父さんが作りに来てくれました。焚き火をして、調理。その火を囲んでお父さんは色んな話をしてくれました。

その中でも印象的だったのはインドの夫婦についての話。大都市のデリーやムンバイでは変わってきているそうなのですが、インドの若者は親か親族が選んで来たパートナーとしか結婚してはいけないそう。そしてお父さんの村ではそれを拒否したり、夫婦の仲が悪くなって逃げようとするのが見つかった場合には首を刎ねられるそう。お父さんも首を刎ねられている現場を見たことがあるそう。さらには、奥さんが子どもができないと親族から邪魔者扱いされ村を追い出されることもあるだとか。そして女性はあと取りになれないことからお金がない家では売りに出されることも多いと。

昔話で聞いたことがあるような話が未だに存在しているのか。すぐ近くでそんな悲惨なことが起きているのか。僕は信じられませんでした。そんな厳しい結婚制度の下で恋愛もできないインドの若者はかわいそうだ。そんな制度は変わるべきだ。そう思いました。

どう出会ったかじゃない、どう幸せになるかが問題なんだ!!!

そんなインドの結婚制度についてモヤモヤした気持ちを持ったまま旅を続け、インド人と話しては結婚制度について尋ねました。しかし、不思議にもインド人はあまり結婚制度について悲観的ではありませんでした。

ある日、訪れたジョードプルという街全体が青い街。

その城壁に登った時に小さな小屋で寝ている人がいました。僕はとても喉が渇いていたので水をもらい、その男と仲良くなりました。その男は陸軍の人間で軍からの通信を城壁の上で受信し、その街を守るナイスガイでした。僕はいつものように彼に尋ねました。

「家族はいるかい?」

「ああ、妻と娘が一人。」

「奥さんとどこで出会ったんだい?」

「もちろん親に結婚しろと言われて妻とは結婚したんだよ。結婚するまで妻の顔は見たこともなかった。」

今現在家族を養っている人にこんなことを聞くのはどうかとはばかられましたが、僕は気になっていたので聞いて見ました。

「日本では自分の好きな人と恋愛して結婚する人が大半だ。インドではそうではないと聞いている。インドでも皆、誰とでも自由に結婚できるようになればいいと僕は思う。君はどう思う?」

彼はこう答えました。

「日本ではそうかもしれない。でも今のインドではこうなんだ。親が選んだ人と結婚して夫婦になり、関係を築き上げ幸せになる。そうやってインド社会は築き上げられてきたんだ。恋愛結婚が素晴らしい制度と誰が言ったんだ?現に離婚してしまっている人はたくさんいるのだろう?大事なのは結婚後、夫婦が幸せになるかどうかなんだ。どうやって出会ったとかそんなものはどうでもいい。」

僕はハッとしました。日本の制度が、近代的な西欧の制度が正しいと思い込んでいました。それは違いました。その国にはその国の制度があり、形がありました。

その国の発展度合いや文化に合わせて徐々に制度なんてものは変わっていけばいいんだ。

そうなんです。出会い方なんてどうでもいいじゃありませんか!!!

その後どうやって関係を築き上げ愛し合うかが大事なんですね!!!よっしゃ!!!

 

そこのお姉さん、これからは街でいきなり話しかけられても耳を塞がず、少し耳を傾けてみませんか?

ってそういう問題じゃないですね。。笑

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