ミャンマーに足りてないものは親身に相談に乗ってくれる人なんじゃないかという話。

ミャンマーに足りてないものは親身に相談に乗ってくれる人なんじゃないかという話。

ある女学生とインターン面接をしていた。そしたら突然泣き出した。

色々と感じるものがあったので書き留めておきたいと思います。

なぜ彼女は泣いたのか

このインターンがどう彼女の未来へ繋がるのかということを探るために夢を訪ねた。
彼女は将来心理カウンセラーになりたいと言う。「人と話すのが好きで、言葉で人の心を動かし、人生の糧にしてくれたらそんな幸せなことはないと思うから。」だそうだ。
でも泣く泣く諦めたと言う。親は頑なに「心理カウンセラーなんてお金にならない。心理学部の教授しかミャンマーでは職にならないわよ。諦めなさい。」と言われたそうだ。

そして今、彼女は経営学部に通っている。「将来は芸能スタジオを作りたい」とは言っていたが、顔の奥深くでは心理学者への夢を捨てきれていないのがわかった。

確かにミャンマーでは心理カウンセラーなんて職はないし誰も通わないかもしれない。でももしかしたらと思い聞いて見た。

「君、言葉で人の心動かしたいんだよね。確かに心理カウンセラーは無理かもしれないけど、キャリアカウンセラーとか人材会社なら似たようなことやってるし、あれ、なんならうちでキャリアカウンセラーなる?(いやまだマンツーマンのキャリアカウンセリングやってないんですけどね)」

「後、言葉で人の心動かすなら営業でも一緒だと思うし、もっと言うとどんな仕事でも言葉で人の心動かす時はあるんじゃない?」

すると、自分のやりたいことを諦めなくて済むと言うことがわかったからなのか、泣き出してしまった。親に押さえつけられていた自分の夢が叶うと言うことがわかったんだろう。

人の心を動かす仕事がしたいと文系を選んだ僕も、素直に彼女の心を動かせて嬉しかった。

さて、ミャンマーに足りないものって何なんだ!?

彼女はここで自分の本当にやりたいことに気づけて良かったなあとは思う。しかし、もっと早く気づけていれば良かったのになあとも思う。親がもっと良いアドバイスをしてあげてればなあと。親の言うことだけじゃなくて他の人の意見も聞いていればなあと。

この国では親は絶対だ。逆らうことは許されない。親は何歳になっても子どもに支持して自分の思うように子どもがすることを望む。(ちなみに、大学生のインターンの面接に両親で付いて来てオフィスにドカドカ入ってくるなんてザラだ。親の子離れが全くできていない)

宗教のせいなのか、それとも昔の日本も他の国もそうであってまだミャンマーがまだ発展していないだけなのか。詳しくは分からない。

しかし、親が生きた時代のミャンマーと今のミャンマーは全く違う時代であるし、昔の情報が閉鎖された時代の親は無知であることが多い。その親の無知からくる常識を子どもに押し付けて仕方なく子どもはそれに従う。

先生や教授に対しても全く同じことが言える。学生が情報を得る人たちがこうであるからなかなかミャンマーは変わっていかない。そして有益な仕事・キャリアに対する情報も足りていない。

と言うことで我々が学生の相談にマンツーマンで乗ることにしました。(この女の子と喋ってる時に決めました!!)

本当の学生の悩みは何なのか。それをどうすれば解決できるのか。若いからこそできる若い視点・新しい視点で、一緒に考えます。勿論、ミャンマー視点で。
僕はいくら頑張っても日本の価値観が刷り込まれていますのでミャンマー人中心で進めていきます。

キャッシュポイントは色々あるとは思いますが、学生のお悩み解決が先決です。本当に価値のあるものを届けていたらいつかお金になると信じてやみません。難しいことはあとで考えましょう。

てな感じで頑張ります!!

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