ミャンマーに再渡航してから3ヶ月経過。進捗報告!

ミャンマーに再渡航してから3ヶ月経過。進捗報告!

早いものでミャンマーに再渡航してから3ヶ月、そしてLive the Dreamを構想し始めてから1年が経過しました。簡単にこの3ヶ月間を振り返っていきたいと思います。

組織の再編成に追われた一ヶ月目

3月にミャンマーを離れてから帰って来るまで約3ヶ月。外からはFacebookライク数も順調に伸び、上手くいっているように見えていたのかもしれませんが、中身は崩壊寸前でした。代表のMinは自身の勉学やパートタイムの仕事に集中したいと言い出し、副代表のYingは留学の準備をするために故郷に帰ってしまいました。
今までやってきた仲間が去って行くのはそれはそれは悲しかったけれど、それぞれのキャリアを犠牲にしろと言う権利は僕にはないし、それぞれがよく考えた結果なら仕方がない。新しい体制を築き上げて行くことに決めました。

そこで、今までCreative DirectorとしてLive the Dreamを支えてくれていたDoe Doeを中心に新しいビデオエディターやアドミンスタッフなどの採用を進めました。その結果フルタイムスタッフとしてArkar, Rajが、パートタイムとしてKu Kuが新たに加わりました。その他に大学生インターン生も5人ほど新たに加わりました。

Live the Dream 新しい仲間
Live the Dream 新しい仲間

そんなこんなしていたらあっという間に1ヶ月は過ぎ去っていました。

やっと動き出した二ヶ月目

人事体制もやっと整ってきたところでルールを決めました。

・どんなことがあっても毎日何かしらの記事をFacebookにアップロードする。

・週に2つ以上のビデオをFacebookにアップロードする。

今はこの最低限のルールを守りつつ、ビデオの質をあげていっています。具体的な改良点を挙げるとすると

・カメラをもう一台購入し2アングルからインタビューを撮影

・単焦点レンズを購入し動画の質を向上

・今までごっちゃになっていたロールモデルの人生を描き出す部分と仕事を紹介をする部分を明確に分割

・音声なしで見ている40%のユーザーのために字幕を挿入

・長くなりすぎて飽きないように文字やアニメーションを使って長さを短縮

・マーケティング手法として投稿をシェアしたらロールモデルのサインをプレゼント

などです。ビデオ以外の記事に関してもキャリアにおけるメンタル面の話やキャリアの参考になる映画や本の紹介なども追加しています。

その結果、ミャンマーに帰ってきてから4倍以上のFacebookいいね数を獲得し、9月22日時点で9万人のユーザーに我々のコンテンツを届けています。ページのいいね数だけではなくてしっかりとコンテンツも視聴してもらっており、エンゲージメント率は常時12%以上を計測しております。

(その試行錯誤の上、完成したビデオがこちら)

「よそ者だからこそ変えられることがある」

帰ってきてから考えや働き方に違いがあり、かなり多くの言い合いをしてきました。スタッフに

「お前はミャンマーの何もわかってない。ササはミャンマー嫌いだもんな。そんなやり方じゃ通用しないんだよ。日本のやり方を持ち込むな!」

そのようなことを言われたことがありました。流石にその時は落ち込みました。日本に帰りたくなった夜は数え切れません。しかし、その時こんな言葉を思い出しました。(誰の言葉だかは忘れましたすみません)

『その世界を変えることができるのは「若者」「バカ者」「よそ者」だけだ』

確かに僕の理解が足りなかったことも多いかもしれません。しかし、僕の主張が間違ってたとも思いません。

「将来、ミャンマーの教育はミャンマー現地の若者によって変えて行って欲しい。」

その思いは変わりませんが、そこにはきっかけが必要です。「若者」「バカ者」「よそ者」に全て当てはまる僕ができることは多くはないかもしれませんがやります!

ミャンマーの時の流れでやっていては正直日が暮れてしまいます。予定を立ててデッドラインに間に合わないなら意地でも終わらせる。ミャンマーの採用慣習がいくら学歴を重視すると言えど面接を重ね、ニーズがマッチした人を取る。などなど改革できるところは沢山ありました。

ミャンマー 試行錯誤

強くなった絆

直近一ヶ月は青山学院大学から松下雛乃さんがインターンとして来てくれていました。一ヶ月と短い期間でしたが、本当に多くのものを残してくれたと思います。何故だか彼女が来てから日本語を勉強し始めたスタッフも多くいました。笑

中でも本当に良かったなあと思うのが、スタッフの人間らしさが現れる、そんな会社になってきたなあと感じられたことです。ミャンマーではビジネスはビジネスと割り切ってしまうとこもあり、ビジネスは情理的じゃないからあまり好きではないと言うスタッフもいました。

「いや、そんなことはない。ビジネスとか仕事なんて旅のようなものでその旅は喜怒哀楽の連続だ!」

と普段から言っていたのですが、彼らが身を持って体感してくれた、そんな気がしました。夜外出が慣習的に難しいミャンマー人が親に泣く泣く交渉し、なけなしのお金を振り絞って深夜0時に空港まで来て、自分たちで急いで作った色紙メッセージを渡してワンワン泣いて抱き合って。こうやってLive the Dreamという場所で時を紡ぎ、人が繋がり、国が繋がり、その結果世界が平和になっていけばいいのになあ、と感じたひと時でした。と共に彼女の人を惹きつける能力に非常に感心しました。

この強くなって絆でこれからも邁進して参ります!

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